庚申塔について
庚申塔とは、江戸時代頃から建てられるようになった『庚申信仰』という信仰に由来する石の像です。
庚申信仰とは?
庚申信仰とは、中国の宗教『道教』に由来する、延命長寿にご利益がある行事です。
人間の体内に住んでいる三尸という虫は、庚申の晩(60日に一度)に眠っている人の体から抜け出し、天に登って神様に人間の罪を報告しに行きます。
そして三尸に罪を告げ口された人間は、神様によって寿命を縮められてしまうのです。
そこで、長生きするために、庚申の晩は徹夜で過ごす=三尸が神様告げ口できないようにするという行事が生まれました。
庚申塔の特徴
庚申塔には文字だけが書かれた「文字塔」や見ざる・言わざる・聞かざるの三猿が彫られた「三猿塔」 そして青面金剛像が彫られた「青面金剛像」などさまざまな種類があります。
このサイトでは・・・
このサイトでは、2023年度(令和5年)に実施した、埼玉県川越市における庚申塔の所在地の調査記録・ 及び庚申塔の状態についての調査記録をまとめていきます。